医療提供環境の変化

2000年の介護保険法制定以来、政府は、膨張し続ける医療費の抑制をガイドライン化し、現在まで、急性期・回復期・慢性期ともに病床数の削減が続いています。2025年には、約30万人の患者を在宅や施設への転換を図る等、今後も、医療環境の変化は止まらないでしょう。

一方で、文部科学省は、医師不足に対処するため2008年から医師数の増員が続いています。現在の医師数は32万7,210人(平成30年)。女性医師数も1980年代当時からほぼ倍増しています。女医の増加に伴う職場環境の変化は、男性医師の結婚観や職業観にも少なからず影響が出始めています。

勤務医枠の減少と在宅へのシフト、疾病構造の変化に伴う新たな専門外来の台頭と外科・内科等の一般外来の縮小による医師の偏在が顕著になり、開業やキャリア形成にも変化が見られています。

医師の働き方と結婚について

45歳 開業医 Yさんのケース

私は、30代後半に新規で呼吸器内科・アレルギー科のクリニックを開業しました。軌道に乗るまで大変でしたが、今迄全く経験のない集患や職員の採用・経営全般など、医業全般の仕事が多く、結婚なんで考えられませんでしたが、45歳の時に相談所でのお見合いで、家庭的な専業主婦志向の女性と出会い成婚しました。支えてくれる方を最優先で婚活しました。

38歳 勤務医 Aさんのケース

大学に残るか・・市中の総合病院に移るか・・と悩んでいる中、相談所でとても前向きでアクティブな女性と出会い、思い切って収入を優先して、今迄未知の分野であったクリニックの院長に就任しました。今は、広域医療法人化して幅広い標榜科での患者さまのQOL向上を目指して、頑張っています。

38歳 大学病院 Oさんのケース

結婚相談所に入会するや否や、都内の麻酔科の女医さんからの申込みで、すぐにお見合いから交際に進展しました。家内は常勤から非常勤にかわり、家庭と仕事を両立してくれています。私が外科なので麻酔科医との相性はよく、阿吽の呼吸でスピード婚でした。一昨年には子供にも恵まれ、たくさんの想い出ができました。

上記のケースのように、開業医か勤務医か、新規独立か継承か、また、必ず自問自答する「結婚相手に同業を選ぶか否か・・」そして医師としてのキャリア形成と生活基盤の整備など、医師の診療科目と働き方の違いでお相手選びは大きく異なります。医師である前に男性としての生き方の哲学も私たちは大事な視点で捉えています。

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